MDMを使ったキッティング例
端末のキッティングには、大きく分けて下記の5つの作業があります。
  • 端末利用にかかわる設定(Apple IDやメールIDの取得など)
  • 端末の設定(VPNやアクセスポイントの設定など)
  • アプリのインストール(業務アプリのインストール)
  • アプリの設定(業務アプリやメールアプリなどの設定)
  • ホーム画面へのアイコンの配置
ツールでは、端末の設定の自動化、アプリのインストール通知、アプリの設定支援が可能です。
  1. 端末毎のApple IDやメールIDを取得し、キッティング設定値の配布システムに登録します。
  2. インストールするアプリをMDMに登録し、グループ(例:組織、業種)ごとの配布有無を登録します。
    この時、キッティング設定値の受信アプリをすべてのグループに配布します。
  3. 端末の設定を、iPhone構成ユーティリティを使ってプロファイルとして作成してMDMに登録し、グループ(例:組織、業種)毎の適用有無を登録します。
  4. 端末にMDMプロファイルをインストールします。
  5. 管理画面で端末のグループを変更します。
  6. 2で設定したアプリケーションのインストールメッセージが表示されますので、アプリをインストールします。
    3で設定したプロファイルは自動で適用されます。
  7. キッティング設定値の受信アプリをインストール完了後に起動します。
    当該端末に設定する値の一覧が表示されますので、コピー&ペーストで設定値を該当するアプリに入力していきます。
  8. 最後に、ホーム画面のアプリの配置を調整します。

以上で、端末のキッティングが終了です。

上記はMDMを導入される場合に、MDMとキッティング設定値の配布システムを使ったキッティング例です。
キッティング後に端末をMDMから登録解除する場合は、3および6の端末の自動設定が利用できないため、キッティング設定値の受信アプリを併用して端末を設定します。